皆さんこんにちは。夫婦橋鍼灸院の小嶋です。
体重が重ければ、体を支えるために腰への負担も大きくなるということはイメージしやすいと思います。
それだけでなく、体重の増加に伴う姿勢の変化も、腰への負担を増加させる原因となります。
肥満でお腹が前に出ている方は、その分重心が前に移動します。そのため腰を反らして(反り腰)、前後の重心のバランスを取ろうとします。
お腹の大きくなった妊婦さんが腰痛になりやすいのと同じ理屈ですね。
反り腰姿勢は背骨への負担が大きくなります。
体重を支えるだけでも大変なところ、姿勢による腰への負担も付加されて、肥満の方は腰痛になりやすい方が多いと言えます。
それでも、その体重を支えるだけの筋力があれば負担を軽減できるのですが、肥満の方は筋肉が少ない方が多い為、少ない筋肉で脂肪や内臓を支え続けることで慢性的な腰痛になっていくのです。
特にストレスなどの過食で急激に体重が増えた場合は、体重の増加に体の変化がついていかず、腰痛になりやすい方が多くなります。
慢性的な腰痛となり、腰周りの筋肉に疲労が蓄積していくとギックリ腰などを発症する可能性も高くなります。
肥満傾向で腰痛がある場合、腰や膝が痛くて思うように動けないから、ますます体重が増えて腰痛が悪化するといった悪循環に陥る方も少なくありません。
まずは腰や膝に負担をかけないで出来る運動から始め、段階的に体重を落としていく必要があります。
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